株式会社 久保田鐵工所  
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金属部品新工法実用化へ 広島部品メーカーなど11社
 変速機部品製造の久保田鐵工所(広島市安芸区)など地場自動車部品メーカーのグループが、一回のプレスで中空構造の金属の内部に凹凸(段差)を付けて加工できる世界初の「ワンショット中空段付き成形」技術の実用化にめどをつけた。大幅なコスト削減が見込め、変速機を使う航空機や船舶などへの進出も目指す。

航空機や船舶に進出も

 内部に凹凸をつくることで、金属部品の強度を保ちながら軽量化できる。新成形技術の対象は、強度が求められる変速機の歯車を束ねる鉄製の主軸を想定して開発している。
 五方向からプレスすることで、鉄の棒の外部を成形すると同時に穴を開け、内部の空間に段差を付けられるのが特徴。千分の五ミリ単位で加工できる精度を実現した。
 段差が無い場合より、部品の重さは約三割軽量化し作業工程も削減するため、製造コストは約三割減らせるという。従来の工法では通常、プレス機で外側を成形した後、別の機械で穴を開けていたが、内部の空間に段差は付けられなかった。
 久保田鐵工所は二〇〇二年四月、取引のある部品メーカーを中心に十一社で中国融合企業化研究会を設立し、中空成形の技術開発を続けてきた。七月上旬、経済産業省の新連携対策委託事業に選ばれたため、同事業推進委員会に移行した。
 委員会には金属加工のシグマ(呉市)、機械加工のハマダ(広島県府中町)など広島地区の七社と鳥取、静岡、北海道の各一社が参加。各社から技術支援を受け、来年三月までに変速機の主軸を実用化できるように技術を高める。
 新成形の基礎技術を活用して、久保田鐵工所は七月初め、富士重工業(東京)の乗用車向けに変速機の小型ギア部品の供給をスタート。変速機を使う航空機や船舶、農機具などへも新技術を売り込む方針だ。
 同委員会の代表を務める久保田鐵工所の山中成昭取締役は「人件費の安い中国に負けないように技術を高めるのが国内工業の生き残り策。自動車部品に限らず、さまざまな分野に応用できる」と強調している。
新成形技術で内部に段差を付けた変速機の主軸の外観(上)と断面
 
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